院長が行っている様々な手術について
横浜南共済病院で白内障・硝子体手術を行っています
現在、自身の研鑽(けんさん)のために、横浜南共済病院(金沢区)で白内障と網膜剥離などに対する手術を行っています。白内障の手術については将来的には、当院でも行っていきたいと考えております。
私自身の手術経験を踏まえ、手術適応になる患者さんには、適切な医療機関をご紹介しています。
白内障の手術とは
濁った水晶体を取り出して、人工のレンズを入れます
白内障とは、加齢などに伴い、眼球の水晶体という部位が白く濁ってしまうことで視力が衰える病気です。手術によって水晶体を取り出し、人工のレンズを代わりに入れることで改善を図ることができます。
大切にしていること
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手術の終わりがゴール、ではありません
白内障手術は短時間で済み、安全性も高いものではありますが、油断は禁物です。当院では特に、術後の感染予防やケアが大切だと考えています。
「手術終了がゴール」ではないのです。 -
術後も患者さんを丁寧にケアしていきます
日本では過去に、眼内レンズの異常による眼内炎が流行したことがあります。私は当時、不具合のあった患者さんを調べる仕事をしていて、感染の怖さを実感しました。
現在、術後にトラブルが起こることは非常にまれなケースですが、それでも何があるかはわからないと考えております。いろいろな可能性を想定して、術後も患者さんのケアを丁寧に行っております。
患者さんからよく聞かれること
点眼麻酔を行うため、気になる痛みはありません
「痛みはありますか?」 白内障の手術において患者さんからよく聞かれることですが、ご安心ください。手術の前に点眼薬で麻酔を行うため、個人差はありますが、気になるような痛みはほとんどありません。
眼内レンズについて
・単焦点レンズ・多焦点レンズがあります
手術時に入れる人工の眼内レンズには、遠くの方にピントが合う単焦点レンズと、遠くと近くの方の2点にピントが合う多焦点レンズがあります。また、中間距離を含めた3点に合う3焦点レンズもあります。
メリット・デメリットをお伝えし、相談しながら決めていきます
3焦点レンズが最も患者さんの満足度が高い傾向にあります。患者さんにはそれぞれのメリットとデメリット、費用を事前にご説明して、相談しながらどのレンズにするかを決めていきます。
手術の流れ
1事前説明
白内障の手術の内容や術後の見え方などをわかりやすくお伝えします。気になることがございましたら遠慮なくお尋ねください。
2術前検査
手術が問題なく行えるかどうかを確認するために、いくつかの必要な検査を行います。
例えば、視力検査、屈折検査、眼底検査などがあります。
3手術
点眼麻酔を行った後、手術を行います。麻酔を行っているため、個人差はありますが、気になるような痛みはありません。
手術は短時間で終わりますのでご安心ください。
4休憩・ご帰宅
手術が終わった後は、院内でお休みいただき、その後、ご帰宅いただきます。
術後については当院で、丁寧に経過観察を行います。